サルベジ製品第1弾の「NeoN」(ネオン)。
紆余曲折ありましたがなんとかリリース出来ました。
怪しさがスゴイ(笑)
このネオンは約十年くらい前に販売されていた「レインボー」というゲームのリメイク作品になります。
レインボーは当時様々な国産ゲームが出始める中で、
グランペールというボードゲーム・TRPGを出版していた会社より発売されたカードゲームでした。
数ある作品の中でもどこかドイツ的でシンプルなルールながらも白熱する展開も持ち合わせた隠れた名作でした。
ゲームは手番になったら1枚出しの「ソロ」、連番出しの「ラン」、同数字出しの「セット」のどれかを出し方のルールに則って出して順位がを決めて、得点となる場札を獲得する。
これを繰り返すだけ。
基本のルールはとてもシンプル。
そこに手札は配りきりで補充なし、手札出し方の縛り、捨て札が次のラウンドの場札、二人手札がなくなったらゲーム終了、
これらのひねりがイイ感じの駆け引きを生むという。
シンプルな作業ながらも勝つための考え方が他のゲームにはない独特のプレイ感をプレイヤーに与え、じわじわと味が出てくる。
そんなスルメゲーであり、私もこの味わいにやられた1人でした。でも、
まさか出版するまでになるとは。。。笑
ではなんで出版したのか?ってことなのですが、
単純に埋もれてしまうには勿体ないくらいによく出来たゲームだったからでした。
作者の沙月みと様、グランペールの関係者の方々には、
このどこの馬の骨ともわからぬ私にとても親切に対応して下さり、
本当に感謝しており、今の修正版としてまでしっかり作りたかった原動力はここになっていると思います。
なかなかのリメイク制作の洗礼を受けながらもなんとか出来上がったのがこのネオン。
今回のリメイクにあたり継承点、改善点をちょっと比べてみました。
レインボーは明るくて、ファンタジーな雰囲気なのでリメイクはその逆をいこうというのは製作が決まった時に最初に決めた事。
昼に夜、白に黒、オーロラも候補だったがもっとニッチにしたくてネオン管、ネオン街というレインボーとはまさに逆の世界観に落ち着きました。
箱のサイズはタバコみたいな、大人向けの箱のサイズに変更。
怪しさが倍増。
カードも黒主体に。カードサイズはレインボーより若干大きく。
理由はこのゲームの特徴である表のイラストを大きく見せたかったから(笑)
手触りはレインボーのマッドなつるつる感からマッドな絹エンボスに。
これはイラストに手描き感を持たせてかった。
ご覧のようにレインボーの頃からカードの数字を並べると一つの屏風絵みたいになるのだ。
ここはしっかりネオンも継承。
大きく、怪しく、ぼやーっと煌びやかに。ゲームには直接関係ないが拘りたかったポイントでした。
このゲームは複数回ゲームをプレイした合計得点での勝敗を推奨しています。
そのために数字は四隅に配置することでどの方向からも揃えずにプレイ出来るように改善している。複数回プレイ推奨のシンプルなゲームにおいてこの差は大きいと感じています。
右利き、左利き、天地も無用。配られたらすぐに数字を把握できる。
まぁ、手札の構成確認のために自分なりに数字は並べなおしたりするのですけどね(笑)
細かな改善などを行って正統進化?とまではいかないかもしれませんが、プレイ感はより快適に出来るようになったのではないかと思っています。
怪しさと、黒さを追求した結果、シックでニッチでインスタ映え?(笑)もするのではないでしょうか?私だけ?
2023年5月現在、
サルベジのネットショップで販売中です。
https://saruvage.shopselect.net
そしてありがたいことに、
テンデイズゲームズ、その取引先の各ボードゲームショップでも取り扱いをいただいております。
https://tendaysgames.shop/?pid=174340579
皆様、情報も少なく、怪しいゲームですが、味わい深く面白いゲームです。
見かけましたら是非、まずは一度遊んでみて下さい。よろしくお願いします。
良いボドゲライフを!!
(2023年5月更新)
田中おつくり(サルベジ)
ルールに関するお問い合わせ:saruvage.customer@gmail.com